創設の想い

『後押し』



~「叶えられなかった」人々が、再びチャレンジし、
夢と希望を実現する機会の提供~


時代の影響、家庭の事情、経済的理由、若く弱くて挫折した当時の自分…。

人は、様々な理由で、人生の何処かに「叶えられなかった…」という「未完了の想い」を残すことがあります。

しかし、今まで、美術に始まり、広告、マーケティング、そして、心理学と「人と人のコミュニケーション」を半世紀に亘って探求し、その間に教え、教わり学んできたことは、「人はいつからでも始めることができる」という一言の“真実”でした。

何かの理由で大学・大学院で心理学を学ぶことを断念してしまった人々が…
何かの理由で、自分や人を信じられなくなってしまった人々が…
何かの理由で、今、自分の人生を自ら暗いものとしてしまった人々が…

「心理コミュニケーション」を学ぶことで、気づき、再び、築くことができるその「後押し」をしたく「誰でも、いつからでも、どんなふうにでも『心理コミュニケーションを学ぶことができる』環境」の提供を私の人生の集大成としたく、本会を創設し「日本心理コミュニケーション教育社団」と命名いたしました。

私が心理学を学び始めた日本の心理学の黎明期である1960年代は、日本は、戦後を脱し、経済的に豊かになり始めたものの、「豊かさ」のその先に向かう方向性を見失い、学生運動などの反社会的運動が盛んになりました。

その中でヒューマンポテンシャル運動の一つの潮流として「心理学」が海外から持ち込まれました。しかし、当時は今のような情報化社会ではなく「学ぶ」ということに、学会などの権威の許しも得なければ学ぶことさえ難しいという学術界の構造上の問題もあり、学びたい志のある多くの方々が学ぶことが出来ない環境にありました。

しかし、時代は大きく変わり、「学びたい」「叶えたい」と思い、「決断」し、そして、「小さな一歩」を歩みだしさえすれば、「叶えられなかったこと」を「叶える」ことが出来る時代となりました。

振り返れば、私の半生は、「叶えたい」と強く願う人に「後押し」の想いを持って、エールを贈り、時に「後押し」の一つとして「学ぶ場の提供」をさせて頂く半生だったように思います。

そんなことから、インターネット、情報化社会によって、益々開かれた世界になっていく今こそ、「叶えたい」と強く望む方に「後押し」が必要になると考えます。

私は、「叶えたい」「学びたい」という、人が持つ「前と先に向かう命のエネルギー」に心からリスペクトを持って、その「後押し」をライフワークとしてさせて頂きます。

日本心理コミュニケーション教育社団
代表 稲垣 行一郎